Flush-pursuit foraging
from 2024 week6
フラッシュ・パースート・フォレイジング
最初の翼は飛べなかったのに「恐竜はなぜ羽毛を進化させたのか?」 - ナゾロジー
これまでの議論では、自分自身や生まれたばかりの子供を温めるためとか、雌へのアピールというディスプレイの働きといった仮説が立てられています。
しかし本研究チームは、より直接的に生存に寄与するような機能があったと考え、新たな仮説を提唱しました。
それが「隠れた獲物を追い出す」というものです。
具体的には、羽をバサッと広げたり、羽ばたかせることで茂みに隠れた虫を驚かせて誘き出し、逃げまどう獲物を追いかけて捕食する戦略です。
これは英語で「フラッシュ・パースート・フォーレイジング(Flush-pursuit foraging=追い出し・追いかけ採餌)」として知られ、ジャワハッカ(Javan myna)やマネシツグミ(Northern Mockingbird)など現代の一部の鳥が行っています。
羽を広げなかった場合、バッタが逃げ出す確率は47%に留まりましたが、羽を広げた場合では93%のバッタが驚いて逃げ出したのです。
https://www.youtube.com/watch?v=l_73rnDHd1k
大進化と前適応mtane0412.icon
飛行可能な翼の出現は種の爆発的多様化を生む大進化の典型例
飛ぶために進化したのではなく、眼の前の問題を解決するための副作用が蓄積し、最終的に飛べるようになった
前適応
創発