Flush-pursuit foraging
フラッシュ・パースート・フォレイジング
これまでの議論では、自分自身や生まれたばかりの子供を温めるためとか、雌へのアピールというディスプレイの働きといった仮説が立てられています。 しかし本研究チームは、より直接的に生存に寄与するような機能があったと考え、新たな仮説を提唱しました。
それが「隠れた獲物を追い出す」というものです。
具体的には、羽をバサッと広げたり、羽ばたかせることで茂みに隠れた虫を驚かせて誘き出し、逃げまどう獲物を追いかけて捕食する戦略です。
羽を広げなかった場合、バッタが逃げ出す確率は47%に留まりましたが、羽を広げた場合では93%のバッタが驚いて逃げ出したのです。
https://www.youtube.com/watch?v=l_73rnDHd1k
飛行可能な翼の出現は種の爆発的多様化を生む大進化の典型例 飛ぶために進化したのではなく、眼の前の問題を解決するための副作用が蓄積し、最終的に飛べるようになった